根管治療
根管治療について
歯の内部には血管や神経が詰まった歯髄と呼ばれる箇所があります(その通り道を根管といいます)。
歯髄、根管に対する治療を根管治療(歯内療法)といいます。
虫歯が歯髄まで達して神経が感染すると、炎症が起きて激しい痛みを伴います。
そのままにしておくと痛みで生活に支障が出るため、根管の中の感染した神経を取り除き、洗浄してきれいにする治療になります。
症状について
以下の症状がある場合歯髄の症状が疑われます。- 何もしていない状態でズキズキした痛みがある
- 冷水や冷たい物に反応して痛い
- 徐々に温かい物に対する痛みに変化していく
- 何もしていない状態でズキズキした痛みがある。
- 歯を上から叩いた時他の歯と比較して響く感覚がある
- 一時的に歯が動くことがある。
根の治療の流れ
虫歯が進行して神経(歯髄)まで感染を起こすと、自発痛、冷水痛や進行すると温痛を起こしますが、我慢して放置すると落ち着いてきます。しかし、それは神経が感染して機能を失ってしまったことを意味するため自然に治ったということではありません。さらに進行すると根の先に膿を貯めこんでしまい、骨を破って膿が歯茎から外へ出てくることもあります。
STEP1
根の治療を行うには、まず神経が見える深さまで削ります。虫歯になった(感染した)部分や視野の確保のため歯の頭も一部を削り落としていきます(最終的に被せで修復します)。

STEP2
根の先の方を金属の切削器具(ファイル)を使用し、根の中にある神経や感染組織を除去しつつ拡大。中は毎回消毒液で洗浄。乾燥後、薬剤を入れて仮の蓋をして経過をみます。週1回程度のペースで行っていきます。

STEP3
根の治療を行い、経過が安定してきたら、根の中を清潔な状態にして、ゴムに似た材料を根の先まで詰めていきます。目的は根の中に細菌が入り込むスペースを封鎖することが主です。

STEP4
根の治療を行い、経過が安定してきたら、根の中を清潔な状態にして、ゴムに似た材料を根の先まで詰めていきます。目的は根の中に細菌が入り込むスペースを封鎖することが主です。
その後の治療について
根の中に薬剤を詰めて密閉します。
これを何度か繰り返し根の中の洗浄を行います(週1~2に1回)。また根の治療途中で長期間放置すると虫歯のさらなる進行や根の先が再度感染を起こすことがあり、予後が悪くなるため注意が必要です。
症状が軽減して、根の中がきれいになれば、最終的には被せを入れて形態を補います。
また、根の治療終了後に数年経過した歯も根の先が感染、膿の袋を作ることがあり、咬むと痛いといった症状が出てくることがあります。
その場合も被せを外して根の中を開けて同様に治療する必要があります(感染根管治療)。
根管の形態には複雑なものや入口が狭いものもありますのでその場合は歯科用顕微鏡で対応する場合があります。
神経を取った歯や一度被せた歯の根の治療の回数が増えると自身の歯が減り、土台や被せで補う箇所が増えるため、破折しやすい傾向があり、未治療の歯より寿命が短くなります。
被せについて

